もっこすのための熊本愛郷新聞

gendousha.exblog.jp
ブログトップ
2011年 04月 02日

イケメン

b0212067_146239.jpg

2.26事件で死刑になつた青年将校の一人である中橋基明中尉(享年30歳)について無性に書きたくなりました。

イケメンの中橋中尉は陸軍のエリートである近衛師団の中隊長(代行)を務めてゐた時に2.26事件に参加しました。
昭和維新の旗を掲げて2.26事件を起こした皇道派の軍人は真面目で男臭いイメージがありますが、中橋中尉はそんなイメージとは違つて休日は流行りのスケート場やダンスホールに通ひ、ダンスの練習をしてゐたやうです。

他にも、軍服のマントの裏地は通常は表地と同じ国防色なのですが、中橋中尉はオシャレな赤色の裏地を使ひ、所属する近衛師団で「中橋の赤マント」を知らぬ者は居ませんでした。
赤マントには負傷して出血しても敵に気取られず、味方の動揺を防ぐ効果や、「自ら敵の標的となつて戦ふ」意味があり、「皆の為なら死ねる」とよく言つてゐたさうです。



また、中橋中尉は独身のまま生涯を終へましたが、女性に非常によくモテたさうです。
中橋中尉が20代前半に出会つた女性と恋に落ち、生涯の恋人となりました。
2.26事件前日に恋人に会ひに行つたのですが、あいにく彼女は出掛けてをり、そのまゝ会へずに事件当日を迎えてしまひました…
中橋中尉が捕らへられた後、面会の機会はありましたが彼女の身分上の都合で会ひに行けず、中橋中尉は事件の5ヶ月後に死刑になりました…。


刑務所にいる間は何十句も歌を詠みました。
中橋中尉の父はその句をみて「そんな素質はないと思つてゐたのに、うまいのに驚いた。精神を統一させるとかうまでなるのか。基明は30年で一生分を生きた」と語つたさうです。



辞世の句

今更に何をか云はん五月雨に
只濁りなき世をぞ祈れる


絶筆

只今最後の御勅諭を奉読し奉る。尽忠報国の至誠は益々勅々たり、心境鏡の如し

七月十二日午前五時





中橋中尉の死後も長年美女が墓参りに訪れてゐたさうです。
[PR]

by gendousha | 2011-04-02 14:06 | 自衛隊 国防


<< 大東神社      昨日の記事の訂正とお詫び。 >>