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2011年 12月 27日

聯合艦隊司令長官山本五十六

映画「聯合艦隊司令長官山本五十六」を鑑賞してきました。
率直な感想として、是非とも多くの国民に観て欲しいと思ふ映画でした。
日本の立場から描いた戦争映画の中でこれほど戦争中の国民の姿をバランス良く表現できた映画は無いやうな気がします。

海軍の歴史に疎ひ私から観ても山本大将を贔屓してる感じはしましたが、その評価は詳しい方に委ねることにして、素人の私の感想としては軍人が戦争回避の工作をしてゐるのをよそに、マスコミが戦争を煽動し、国民が戦争を欲する様を巧く描けてゐたのはとても良いと思ひました。
そして、終戦後マスコミが反省する事もなく掌を返したやうにアメリカを担ぎ上げる様までちやんと描いてありました。
観て欲しいと思つた点はそこです。

現在、狂信的に反戦を訴へたり、感情論だけで支那朝鮮をぶつ潰せ!!と叫んでゐる方々は要注意でせう。さういつたタイプがマスコミの煽動に乗つて必要以上の精神論を振りかざすのではないかと心配してをります。

こんなことを言ふと左翼かと思はれるかもしれませんが、僅か二年強ですが自衛官として国防に関はつた者として現実を直視しない世論があてにならぬ事は嫌といふ程感じてゐたからこそさう思ふのです。イラク派遣にしても殉職者が出なかつたから良かつたものゝ、まともな武装もさせずにあのやうな戦地に自衛官を送り込む事がどれだけ危険で非常識だつたかを国民は左右問はず考へることも殆どありませんでしたし、本来なら根本的な問題としてアメリカの始めたイラク戦争の是非すら始終明らかにされてゐない事を疑問視するべきです。
話が脱線しそうですが、結論を言へば戦前も戦後も国民は何も変はつてないといふことです。むしろ戦前以上に精神論に頼るやうになり、事実から目を背けるやうになつたといふべきです。

戦前の国民に冷静さが欠けてゐたとしても、政治家にも軍人にも国民にも滅私奉公の精神があり、国家として崇高な理想もありました。しかし、今は国民は自分以外の事に無関心、政治は私利私欲、国家の大計は外国任せです…私たちはこの事実を直視して歴史を謙虚に学び未来に進むべきでせう。

予想通り映画評論から完全に脱線しましたが、雑にまとめると、映画を観たそれゞゝが日本を思ひ、戦前の日本にあつて、現在の日本に無い大切なことを考へるきつかけになればと思ひます。

あと、 本来であるなら皇軍である日本軍にとつて最も根幹をなす 天皇につひて描くべきだつたのでせうが残念ながら映画では触れられてをりませんでした。視聴者側に当時の日本人のそのまゝを受け入れる器はまだ無いと思ひますし…。中途半端に描くより良かつたのではないかと思ひます。


では、おやすみなさい。
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by gendousha | 2011-12-27 03:09 | 政治


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